✅ふと湧いてきた“本音の疑問”
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「老後、実際に収入が減ったら…生活水準って下げられるのかな?」
──これ、ずっと気になってたけど、正面から向き合ったことがなかった問い。
でも最近、ふと思ったんです。
「いや、もう今の生活がけっこう最適化されてて、むしろ**これ以上どこを削るの?**って感覚かもしれない」って。
実際、外食をほとんどせず、お弁当持参で仕事に行き、無駄なサブスクは解約。
買い物も年に1〜2回程度で、服もガジェットも慎重に吟味。
余ったお金は全部投資か自己投資に回す。
これって、かなり「生活水準を下げた状態」だと思うんです。
だからこそ、もし将来年金だけの生活になった時、
「これ以上、どうやって削ればいいの?」っていう“行き止まり感”がある。
自分だけじゃなく、もしかしたら同じように工夫して頑張ってる人たちも、同じ不安を感じてるんじゃないか…って思ったんですよね。
🧠生活水準って、そんな簡単に下げられない
節約って、単純に「支出を減らせばいい」で片付けられる話じゃない。
生活水準には、心のハードルがある。
●「慣れ」って怖い(現状維持バイアス)
たとえば、今の生活で慣れ親しんだもの。
- 朝はプロテインとバナナヨーグルト
- 休日は子どもと公園、帰ってきてからの読書タイム
- たまに家族でちょっと良いお寿司を食べに行く
──これ、すべて必要最小限に見えて、実は“心のゆとり”の象徴だったりします。
一度この「ベースライン」ができると、下げるのって本当にキツい。
「無理すればできるけど、したくない」
これが生活水準の本質なんですよね。
● 削れるのはお金じゃなくて「心のゆとり」かも
実際に下げられるものって限界がある。
格安SIMはもう使ってる。車は持ってない。
じゃあ次に削るのは?──娯楽?食費?家族との外出?
それって、単なる節約じゃなくて、「生きがい」の削減に近いんです。
👥「下げしろ」のある人・ない人の違い
老後の生活水準を考えるうえで、大事なのは**“どこからのスタートか”**。
以下のような感じで分かれると思います。
タイプ | 今の生活の特徴 | 老後の生活水準を下げられるか? |
---|---|---|
ゆとり型 | 外食多め/車2台/サブスク5つ/ブランド志向 | ✅YES(見直し余地が多い) |
ミニマム型 | 自炊中心/車なし/支出管理済/娯楽は控えめ | ⚠️NO(すでに絞りきっている) |
→ 自分がどっちかを認識することが重要
これを自覚できていないと、
「なんでみんな節約で乗り切れるのに、自分だけ不安なんだろう…」
って思いがち。でも実は違ってて、すでに頑張って最適化してる人ほど、老後が見えにくいんです。
→ だから“守る戦略”が必要
節約で戦うフェーズは、もう終わってる。
これから必要なのは、「このミニマムで満足できる生活をどうやって維持するか?」という視点。
💬補足:具体的な生活例から見える「削りきった感覚」
例えばこんな暮らし、してませんか?
- 昼食は毎日お弁当(外食は月数回以下)
- お小遣い制度なし。必要な時に買うだけ(年に1回程度の大きな買い物)
- 家族のレジャーはコスパ重視。無料公園、持ち込み弁当、格安温泉
これって、「節約してる」というより「もうこの生活が好きになってる」状態なんですよね。
だからこそ、将来「もっと削って」と言われると、「え、もう好きな暮らしなんだけど…」ってなる。
💡生活水準を下げずに乗り切る方法(選択肢)
「これ以上下げられないなら、どうやって乗り切る?」
──この問いに対して、自分なりに考えた“3つの打ち手”があります。
① 配当・不労所得で不足分を埋める
老後に「月5万円足りない」として、
それを資産運用で補えたら生活水準は守れる。
- 年60万円の補填が必要なら、
- 利回り4%で 1,500万円の運用資産 があればOK。
この考え方、今やってる「高配当+NISA戦略」と完全にリンクしていて、
「配当金があれば生活水準を削らずに済む」っていう**自分にとっての“安心装置”**になってます。
📌ちなみに今は月16万円の配当=年192万円。
これがもし老後にも維持できていたら、年金+配当でほぼ満額カバーも視野に入る。
だから、老後の不安を減らすには「支出を減らす」よりも
「自分の収入構造を増やしていくこと」が王道だと思ってます。
② 「下げない項目」をあらかじめ決めておく
生活水準って、“全部まとめて”下げる必要はない。
だからこそ、自分の中で**「ここは削らない」ってラインを決めておく**のが大事だと思ってます。
例:死守したい固定費
項目 | 理由 |
---|---|
医療費 | 子どもや自分の健康は、最終的に「生活の質」そのもの |
通信費 | 削るよりも「効率化」する方向(格安SIMで対応済) |
住居費 | 子どもとの暮らしの拠点。住環境はQOLに直結 |
一方、メリハリをつける支出
- 食費:家族との“楽しい食卓”はキープ。でも高頻度の外食は避ける
- 娯楽:コスパ重視。でもゼロにはしない。むしろ気分転換で重要
つまり、「何でも節約」じゃなくて
“どこを守りたいか”を明確にする節約が、老後にも効くんじゃないかと。
③ 今の生活費が「老後の下限」かもしれない前提で動く
ここが実は一番大きな気づきで。
今の生活って、めちゃくちゃ削ってやりくりしてる。
月25万円で生活できてるのは、自分にとってはほぼ限界の節約値。
だからこそ、この生活費を「老後のベースライン」として、
「この生活費で暮らせる仕組みを、今から作っておく」
っていうのが大事なんだと思います。
🔚「すでに下げきってる人」の戦略
老後を迎える時、よくあるアドバイスって「生活水準を下げましょう」って話。
でも、正直それって…
「いや、もうすでにやってるんだよ」っていう人にとっては、むしろ不安になるアドバイス。
そういう人には、「もっと削れ」は響かない。
だから自分はこう考えてます。
これからは「下げる老後」じゃなくて、
“守る老後”を目指すことが大事。
・そのために必要な配当はいくらか?
・年金と組み合わせて、どこまで補えるか?
・支出の中で「削る」ではなく「守る」をどう設定するか?
こういう視点で、将来に向けて設計していく方が、気持ち的にもずっとラクだと思うんですよね。
自分にとっての“老後不安”は、節約不足じゃなくて、守る手段の不足。
それに気づけただけでも、ひとつ前に進めた気がしています。