1. はじめに
先週の資産状況を振り返ると、ボラティリティの高い市場の中でも安定した運用ができていたことが分かりました。今週も引き続き、資産の推移や市場ニュースの影響、そして配当金の状況を詳しく見ていきます。
また、今週は配当金の使い道についても少し掘り下げます。配当金は単なる「再投資」だけではなく、「生活の充実」にも活用できるという点を考えながら、より実践的な資産管理の視点を持っていきたいと思います。
それでは、今週の資産状況を見ていきましょう!
(先週の記事と聞く動画はこちら)
2. 総資産の推移と分析
今週の総資産の変動
今週の総資産は**-0.06%**と、わずかに減少しました。ただ、資産の中身を見てみると、株式は増えており、大きな影響はなかったと感じています。
- 預金・現金:-5.82%
→ 投資信託を購入したことで減少。計画的に投資へ回した結果なので問題なし。 - 株式(現物):+1.45%
→ 市場が回復したことで増加。短期的に下がる局面もあったが、最終的には持ち直してくれた。 - 投資信託:-1.45%
→ 市況が悪化し、一時的に評価額が下がった。ただ、長期運用を前提としているので、焦る必要はない。 - 年金:-1.32%
→ 国内市場の変動によるもの。長期的な視点で運用しているため、大きな問題にはならないと考えている。 - ポイント:-2.31%
→ 使用した分(楽天ポイントをガソリン代に充てた)が減っただけなので、特に気にする必要はなし
2. 市場の影響と対応策
ディープシークショックの影響
市場全体が一時的に混乱し、大きく揺れた週だった。ただ、最終的には株価が回復し、大きな影響は残らなかった。こういう局面では、焦って売らずにじっくり構えることが大切。むしろ、優良銘柄を安く仕込むチャンスになると再確認できた。
米国金利上昇の影響
金利上昇の影響で、高配当株には短期的な圧力がかかったものの、配当利回りの魅力は変わらない。長期的には、キャッシュフローを生み続けるポートフォリオが安定につながるため、特に大きな調整は考えていない。
ドル円相場の影響
為替変動は避けられないが、円安が続けばドル建て資産の評価額は上がる。短期的な変動はあるが、ポートフォリオ全体で見ればプラスになる可能性もあり、特に為替を気にして売買する必要はないと考えている。
3. 今後の対応策
ポートフォリオの定期見直し(3ヶ月ごと)
すでに定期的な見直しを行っているので、今後も継続していく。市場環境に応じて、リスク資産と無リスク資産のバランスを調整するのが重要。
配当再投資の比率調整
配当を再投資する際、高配当株だけに偏らないよう注意が必要。景気後退時のリスクも考え、成長株やインデックス投資信託への分散も意識していく。
短期的な市場ノイズに左右されない投資スタンスの維持
今回のような市場の動きでも、焦らずに対応できたのは良かった。一時的な下落で不安になることもあるが、こういう時こそ冷静に考え、割安になった銘柄を拾うチャンスと捉えていきたい。
2025年1月の配当金報告
(1) 2025年1月の配当金実績
- 1月の配当金額:293,624円
- 前年同月比:+175.30%(昨年同月 106,644円)
- 年間配当目標(3,000,000円)に対する進捗率:9.80%
この1ヶ月で既に1割近くを達成できたのは、非常に順調なペースです。市場の変動があっても、安定したキャッシュフローを生む高配当戦略が機能している証拠といえます。
(2) 配当金の増加要因
今回の配当金増加の背景には、いくつかの要因が絡んでいます。特に注目すべきは以下のポイントです。
- 保有株・投資信託の再投資を1年間コツコツと継続した結果
配当金を再投資し続けることで、複利の効果が働き、時間とともに受け取る配当が増加する流れが加速しています。特に、安定して高配当を出す企業や、増配傾向のある企業への投資を続けたことが影響しています。 - ディフェンシブな事業を展開する企業の安定した配当
生活必需品やエネルギー、金融関連の企業は、不景気でも安定したキャッシュフローを維持しやすく、結果として配当も安定します。そうした銘柄を組み入れていることで、配当のブレを抑えながら資産を増やす戦略が奏功しています。 - 投資信託の分配金増加
毎月または定期的に分配金を出す投資信託を組み入れることで、ポートフォリオのキャッシュフローを強化しました。特に世界株式に分散投資するタイプの投資信託は、企業業績の回復や市場環境の改善による恩恵を受けやすい傾向があります。 - ドル建て配当の増加(円安の影響もあり)
ドル建てで配当を受け取る銘柄が増えたことで、結果的に円換算の配当金が増加しました。ここでは為替の影響も関わってきますが、その話は別の機会に深掘りしていきます。
このように、配当金を増やすためには ①安定した企業の選定、②再投資の継続、③為替や市場環境の変化を意識した戦略的なポートフォリオ構築 が重要です。どんな銘柄が当てはまりそうか、自分なりにリサーチしてみるのも面白いかもしれません。
配当金の使い道:人的資本への投資
今月の配当金の一部(約4万円)は、妻の資格取得支援(通信教育)に充てました。
(1) なぜ配当金から支出したのか?
- スキル向上による復職準備
- 専業主婦としての期間中にスキルを蓄え、復職の際の武器とする。
- 家庭の経済的安定を高めるための長期的な投資。
- 決断の迅速さ
- もし配当金がなかったら、支出を慎重に検討する必要があり、決断に時間がかかっていた可能性が高い。
- 配当金という安定収入があることで、迷わず決断できた。
- 配当金の自由度の高さを実感
- 生活費とは別に、成長のための投資に回せることが強み。
- 単なる消費ではなく、「未来の収入向上につながる支出」として活用。
(2) 今後の方針
- 今後も配当金の一部を「人的資本投資」に活用し、家族全体の経済力を高める。
- 私自身も資格取得を継続的に目指しているため、支援へのハードルは低かった。
- 将来的に家計の基盤がより強固になることを見越し、スキル習得や教育関連の投資を積極的に行う。
このように、配当金を「生活の余剰」として使うのではなく、「未来への投資」として活用することで、より大きな経済的自由を得られると考えています。
健康への投資
資産運用と同じように、健康への投資も毎日の積み重ねが大切です。現在、次の健康習慣を実践しています。
- 毎朝のプロテイン摂取(豆乳+ホエイプロテイン+バナナヨーグルト)
- 筋肉の維持と回復に最適な組み合わせ。
- 腸内環境を整え、健康的な体作りをサポート。
- 配当金がなければ、継続的な健康投資も難しかったかもしれません。
- 自重トレーニングの継続
- 毎朝のスクワット・腕立て伏せ・プランクを15分間実施。
- 筋力維持と基礎代謝の向上に貢献。
- これも「健康資産」という視点で見れば、投資の一環。
正直、資産運用を意識するまでは「健康も投資」と考えたことはありませんでした。しかし、将来のQOL向上を考えれば、健康を維持することも立派な資産運用の一部といえます。
健康管理も「長期的な資産運用」の一部と捉え、継続的に取り組んでいます。
来週に向けての課題
(1) 新NISA枠・成長投資枠の判断
現在、株価が上昇している局面のため、新NISAの成長投資枠の判断が難しい状況です。タイミングを見極めつつ、どの銘柄に投資するか慎重に考えていく必要があります。しかし、仕事と子育てで多忙なため、効率的な投資判断を行うための時間確保が今後の課題です。
(2) 個人的に気になったニュース:NEPの暴落
今週特に気になったのは、NEP(ネクストエラ・エナジー・パートナーズ)の暴落です。ニュースによると、会社名が変更され、配当金の無配が決定したようです。
NextEra Energy Partners LP (NEP) Q4 2024 Earnings Call Highlights: Strategic Shifts and ...
NEPは非常に高配当銘柄であり、一時期保有していましたが、最終的に僅かな損の状態で損切りしました。今となっては良い判断だったと思います。
この件から改めて学んだことは、高配当株は一度無配に転落すると、株価の下落幅が大きいということです。やはり、配当戦略を続ける上で、財務の安定性や増配実績を重視することがリスク管理の鍵となると再認識しました。
来週は、新NISA枠の判断と市場の動向を注視しながら、ポートフォリオの調整を行っていきたいと思います。