先週は「たった1週間で資産▲7.9%減。」という衝撃的なタイトルで記事を公開しました。
トランプ関税ショックの影響を受け、私の配当戦略にも揺らぎが生じたタイミングでした。
▼前回の記事はこちら
『たった1週間で資産▲7.9%減。トランプ関税ショックが配当戦略を揺らす|配当金月16万円投資家の今』
あの急落を経て、“今週どう動いたか”が今回のテーマです。
🟨|相場に振り回された1週間
「今週は、まさに“トランプさんにかき乱された”ジェットコースター相場でした。」
4月に入り、少し落ち着くかと思われた相場でしたが、
予想外の“トランプ関税ショック”で、再び不安定な一週間に。
SNSでも「またか…」という声が相次ぎ、
株価も投資家の心理も大きく揺れ動いた印象です。
実際、私の資産も例外ではなく、今週だけで**▲2.68%の減少**。
含み損が一気に広がる中で、
「このまま投資を続けて大丈夫なのか…?」と不安になる方も多かったのではないでしょうか?
でも、そんな相場でも私は、
**“配当投資家として、どう動くか”**にフォーカスして淡々と対応しました。
今週は、その「冷静な判断の根拠」と「実際の行動」を振り返ってみたいと思います。
🟨② 今週の資産増減|現金と年金が大きく下落
項目 | 増減率(%) |
---|---|
総資産合計 | -2.68% |
預金・現金・暗号資産 | -7.39% |
株式(現物) | -0.75% |
投資信託 | -4.14% |
年金 | -9.78% |
ポイント | +1.23% |
ポイント:現金系の下落が大きかった理由
一般的に「株が下がる=株だけが悪い」と思いがちですが、
今週はむしろ現金・年金など“守り”の部分の下落幅が目立ちました。
- 暗号資産の価格下落
- 外貨建てMMFやドル建て預金の円換算マイナス
- 企業型DC(年金)のリスク資産部分の評価損
こうした“非株式”の部分が引っ張られる形で、
全体の資産減少率は▲2.68%に達しました。
🟨③ 今週の配当金|インカム投資の“頼れる実感”
📥 今週の配当金:21,127円
💰 累計受取額(2025年):754,149円
🎯 年間目標(300万円)に対する進捗率:25.14%
安定のインカム収入が“心の支え”に
今週は、南米の資源大国が誇る高配当エネルギー企業からの入金でした。
為替リスクや資源価格の変動はあるものの、
こうして**“実際に手元にお金が入る”感覚**は、
暴落時ほどありがたく感じます。
💬 ワンポイントコメント:
「価格が下がる中でも、配当だけは裏切らない」
そんな感覚があるから、暴落時でも“焦って売らない”選択ができるんですよね。
📆 12ヶ月分散の設計で、月ごとの波をなだらかに
私のポートフォリオは、配当受取を1年を通して平均化する設計にしています。
特定月に偏ることなく、どの月でも“少しずつ入金がある”仕組みは、
精神的な安定にも直結します。
これは「精神的な分散投資」と言ってもいいかもしれません。
✅ 配当の“量”だけでなく、“タイミングの設計”も重要。
✅ 再投資のタイミングを分散できることで、買い時を逃しにくくなる。
🟨④ 今週の相場ニュース|関税ショックが世界を揺らした
今週のマーケットは、**トランプ氏の“爆弾発言”をきっかけに、
一気に「米中貿易摩擦の再燃」→「世界同時株安」**という流れに。
週を通して市場は荒れ模様でしたが、冷静に振り返ってみると以下のような展開でした:
🔻 1. 米国株、大幅下落(4月10日)
トランプ政権が中国製品に最大145%の関税導入を発表。
中国も報復を示唆し、米中対立が再燃。
ダウは▲1,000ドル超、S&P500やNASDAQも急落。
🔺 2. 米国株、急反発(4月11日)
前日の大幅安を受けて、短期筋の押し目買いや好決算が支えに。
主要3指数がそろって上昇し、ナスダックは2.1%の反発。
📎 AP通信:Markets rally sharply after selloff
🔻 3. 日経平均、大幅続落(4月7日)
トランプ関税発言が日本市場にも波及。
日経平均は▲2,644円(▼7.83%)の急落。
東証プライム市場の99%が値下がりする全面安の展開。
🔺 4. 日経平均、反発(4月8日)
米ハイテク株の上昇や、トランプ氏と石破首相の電話会談が好感され、
1,800円超の反発で、一時33,000円台を回復。
📌 まとめ:一喜一憂の相場だからこそ、“自分の投資軸”が大切。
特に配当投資家にとっては、
「価格変動に慌てず、入金と再投資の流れを守れるか」が問われる1週間でした。
🟨⑤ 今週の買い増し|暴落時に“信じて動けたか?”
相場が大きく下がるときこそ、「買い増すか?様子を見るか?」で悩むもの。
でも私は今週、約20万円分を買い増ししました。
🧭 買い増し銘柄のヒント:「金融セクターの高配当株」
値動きの激しい週でしたが、
あらかじめ「買い増す候補」を決めていたことが冷静な行動につながりました。
📌 たとえば、こんな条件でチェックしていました:
- 長期で配当を出し続けている
- 株価が調整中で、利回りが相対的に高い
- 一度に大量には買わず、資金を数回に分けて投入できる設計
✍️ 実際にやったこと:
📉 相場が2日連続で下げたタイミングで「よし、ここ」と判断
💰 約20万円分を、手元にあった外貨で買い増し
📅 配当予定日は夏以降なので、今のうちに仕込む“先回り投資”
💬 心がけたのは、“落ちているから買う”のではなく、“準備していたから買う”
相場が荒れるときは、
「もう少し下がるかも」「今じゃないかも」と躊躇しがちです。
でも私は、普段から
- 「買いたい銘柄リスト」
- 「入金タイミング」
- 「配当再投資の優先順位」
この3つを明確にしていたので、相場がどう動いても“やること”は決まっていました。
📌 こういう時こそ、“投資家としてのルール”が支えになる。
値動きに振り回されないためには、
「下がったから買う」ではなく、「下がったら買うと決めていたから買う」。
この違いが、長く投資を続ける上での“安心感”につながっています。
🟨⑥ 後日談・リアル体験|“感情の揺れ”も受け入れる
正直、含み損が広がっていく画面を見るのは、精神的に堪えます。
「もしかして、ここで売っておいた方がいいんじゃ…」
「今週は何も買わない方が正解だったかも」
──そんな思いが、ふとよぎった瞬間もありました。
でもそんな時、スマホに届いた**“配当金入金のお知らせ”**が気持ちを支えてくれます。
💬 「あぁ、下がっていても、ちゃんと“お金”は働いてくれているんだな」
💬 「この投資は、“上がるかどうか”じゃなくて、“積み上げる仕組み”だったよな」
改めて、自分のスタイルを再確認するタイミングになりました。
📌 買い時・売り時の迷いには「事前の準備」が効く
“下がってるから買う”のではなく、
“下がったら買おうと決めていたから買う”。
このスタンスがあったから、
目の前の値動きに左右されずに行動できました。
つまり、「心が迷う前に、体が動くようにしておく」。
これが、今の自分の“ブレない仕組み”です。
🟦🔚 まとめ・来週の展望|波に流されず、淡々と積む
今週は、資産全体が▲2.68%のマイナスとなった一方で、
年間配当の進捗は25.14%に到達。
この数字が、**“配当投資は時間を味方につけるゲーム”**であることを改めて実感させてくれました。
📌 相場はブレても、仕組みはブレない。
株価の乱高下は止められませんが、
・定期的な入金
・受け取る配当
・再投資の判断
こうした**“自分でコントロールできる部分”に集中すること**で、
相場への不安に振り回されなくなってきました。
🔭 来週の注目ポイント
- 反発局面への転換があるか?
- それとも、もう一段下への調整か?
- どちらでも動じず、準備をしておくことが“個人投資家の強み”
💡 最後に:
含み損は見たくない。
でも、含み損を“自分の投資軸を確認するチャンス”だと捉えられたなら、
この1週間にも、意味があったのかもしれません。