📈2025年の第1四半期(1〜3月)配当金は733,132円でした。
実はこれ、昨年同時期の約2.2倍。
去年は32万円ちょっとだった配当が、わずか1年でここまで成長しました。
「高配当投資って、本当に積み上がるのか?」
答えは「Yes」です。ただし、正しい“型”を持って継続できれば。
今回は「この1年で何をやったのか?」を振り返りつつ、
積み上げの再現性と今後の展望をまとめていきます。
🟦 第1章:2025年1〜3月、配当733,132円の全貌
小見出し:「1年で+40万円。配当が“2倍”になった3か月」
2025年1〜3月の配当金は、733,132円。
前年同時期(2024年1〜3月)の配当は327,677円だったので、**+405,455円(約2.24倍)**という結果になりました。
このインパクトは、単なる「増加」ではなく、投資戦略の効果が数字として“見える化”された証拠でもあります。
✅ 月ベースに換算すると…
年度 | 配当合計 | 月平均 |
---|---|---|
2024年1〜3月 | 327,677円 | 約109,225円 |
2025年1〜3月 | 733,132円 | 約244,377円 |
たった1年で、月10万円→24万円超へ。
これは、自分でも**「ここまで増えたか…」と唸るレベル**でした。
もちろん、元本を大きく追加した面もありますが、それ以上に「方針をブレずに貫いたこと」が成果につながったと感じています。
✅ “生活費に近づく”というリアルな感覚
我が家の月間生活費はおおよそ25万円前後。
つまり、配当だけで生活の9割近くをカバーできる水準まで来たことになります。
この3か月間、ふと「今月の電気代、配当1銘柄で払えるな」なんて思う瞬間が何度もありました。
この“日常とリンクする感覚”こそが、キャッシュフロー型投資の魅力です。
🟦 第2章:高配当に“振り切った”戦略の背景
「なぜ“キャッシュを生む力”に全振りしたのか?」
以前は、S&P500やNASDAQ100のような成長型インデックス投資にも資金を振っていました。
資産は増える。ただ、「増えても使えない」=「生活が変わらない」という壁にぶつかっていたんです。
✅ 思考の転換:「増やす」より「生み出す」へ
そこで考えたのが、
「資産額より、“毎月の収入”を増やすべきでは?」
という方向転換。
目指したのは、“評価額に左右されないお金”=キャッシュフローです。
特に、下落相場が続くときこそこの考え方が生きてきます。
✅ キャッシュが“再投資の弾”になる
高配当株なら、配当という“定期的な原資”が手に入ります。
これを使えば、下落相場のときに追加資金なしで買い増しができる。
2025年2月のような調整局面では、まさにこの「配当再投資」が活躍しました。
✅ 投資判断が“シンプル”になったメリット
もう一つの効果が、「迷わなくなった」こと。
成長株の場合、「今買うのが高いのか安いのか」といった悩みがつきもの。
でも高配当株なら、「利回りが高まってる=買い場」と判断しやすく、行動が速くなる。
結果的に、資産の伸びを狙うというよりも
「日々の生活に近い、収入を生む“仕組み”を作ること」に目的が変わっていった感覚です。
🟦 第3章:この1年で変えたこと・やってきたこと
「配当2倍につながった、3つの実践」
この1年で配当が2倍以上に増えた背景には、
3つの柱があります。
やってきたのは地味なことの積み重ねですが、
「キャッシュを生み出す仕組み」に集中したことが、大きな差を生みました。
✅ ① 再投資は“仕組み”として継続
受け取った配当は、迷わず次の投資へ。
これはずっと変わらない基本方針です。
たとえば:
- 毎月の分配金 → 分配型投信の追加購入
- 配当再投資により、配当がさらに配当を生むサイクルが続く
- ドル建て配当はそのまま米国投信へ、効率も意識
📌 再投資は感情抜きで、「やると決めて、仕組みにする」だけ。
資産は放っておくと“寝る”けれど、回せば“働いてくれる”と実感しています。
✅ ② 日本株から“分配型投信”へ資金シフト
2025年初頭、日本株はすべて売却。
その理由は、安定性と再投資効率を重視した結果でした。
🧠 背景にあった考え:
- 配当利回りは良くても、配当月が偏る・管理が面倒
- 日本株は増配や株主還元の姿勢がまだ不安定
- 分配型の投資信託(毎月分配・隔月分配など)なら、キャッシュフローの安定感が段違い
💡 たとえば:
- インカムゲインを重視した海外リート型・ハイブリッド型など
- 年利換算で6〜8%程度の分配を見込めるものに集中
- 分配金が一定額以上あれば、手動でポートフォリオを再配分できる強みもある
✅ ③ 相場の“安値”を見逃さずに動く仕組み
「チャンスの時に買えるようにしておく」
これが、この1年で意識してきたもう1つのポイントです。
📉 例:2025年2月の株式・投信価格の調整局面
→ ドル建て配当や過去の分配金を一部ストックしていたおかげで、
→ 割安になった分配型投信やリート系商品を買い増しできた
この“買い時に備える仕組み”が、
今の「月平均24万円の配当」にしっかりつながっています。
🟦 第4章:冷静に見て「普通じゃない」配当成長
「これは再現性か?それとも“やりすぎ”か?」
たった1年で、配当は約+40万円。
自分でも「これは普通じゃないな」と思うほどの成長でした。
📊 一般的な配当投資家の成長ペース:
- 年間+数万円〜10万円程度
- ゆっくりと“育てていく”のが王道
📈 でも今回の自分のケースでは:
- 分配型投信の活用
- 配当再投資のサイクル高速化
- キャッシュフローを最大化するポートフォリオへの最適化
結果として、配当2倍という「非常識な数字」が実現してしまったのです。
✅ それでも、再現性は“ある”
重要なのは、やっていることが特別ではないという点。
- 生活費を抑え、月数万円を投資に回す
- もらった配当は使わず、再投資
- 投資先は「分配の安定性」を優先して選定
つまり、“特別なスキル”は不要。
必要なのは、「配当を使わず、回す」という考え方と、
それを仕組み化するだけなんです。
🧠 ある意味、“節約生活と配当再投資”がハマった結果。
普通の家庭でも、方向性さえ合っていれば再現可能だと思っています。
次章では、そうして積み上がった“配当”が、
どう生活に影響を与えているか?
どんな「実感」が生まれたのかを深掘りしていきます。
🟦 第5章:生活の中に“配当”が染み込んできた
配当=ご褒美」から「生活の柱」へ
配当を受け取るたびに感じるのは、
「お金の流れが、働くだけじゃない方向にも生まれている」ということ。
以前は、配当といえばちょっとした外食や買い物に使う**“ご褒美”のような存在**でした。
けれど今は、毎月20万円を超える配当が入ることで、
生活を支える“もう一つの収入源”としての重みを持ち始めています。
✅ たとえば、こんな瞬間に実感します:
- 💡 電気代や水道代が、1銘柄の分配金でまかなえる
- 💡 子どものおむつ代や日用品を、1ヶ月の配当の一部でカバーできる
- 💡 「もう給料日を待たなくても大丈夫だな」とふと思うことがある
こうした“日常と結びついたお金”こそが、配当の最大の価値だと感じます。
また、日本株から分配型投資信託にシフトしたことで、
✅ 分配タイミングのばらつきがなくなり、安定感が増したのも大きな変化でした。
月に複数回、コンスタントに入る分配金があると、
「働かない日があっても大丈夫」と思えるくらいの心理的な安心感につながっています。
今では、「何月にいくらもらえるか?」がある程度読めるため、
投資計画だけでなく家計設計にも組み込める存在になりました。
🟦 第6章:次の目標と2025年の展望
「配当月20万円の壁へ。“使える収入”としての進化を目指す」
今回の1〜3月で受け取った配当は、733,132円。
月平均にして24万円超。
年間換算すれば、約290万円ペースです。
次の目標として意識しているのは、
🎯「配当月20万円を“安定的に”超えること」と、
🎯「分配金を“使う前提”で生活をデザインすること」です。
これまでは、
- 配当は“もらったら再投資”のルールを守る
- 極力使わない、増やすことを最優先にする
というフェーズでした。
けれどこれからは、
- 生活の中で一部を“使う”選択肢も取り入れる
- 一時的な現金需要(税金・教育費など)に配当を活用する
- 「働かずとも暮らせる」ラインに徐々に寄せていく
というように、配当の“使い道”にも幅を持たせていく段階に入りつつあります。
そしてこの視点は、
自分が掲げている【サイドFIRE】への通過点でもあります。
📌 16年後(息子の成人)には、「今の自分の働き方が選択肢になる状態」に持っていく。
そのためにも、配当はただの資産形成手段ではなく、
“暮らしの選択肢を広げるツール”として、さらに進化させていきたいと考えています。
🟩 終章:積み上げた配当がくれたのは「自信」と「選べる未来」
この1年で得たものは、単なる配当+40万円という結果ではありません。
それ以上に大きかったのは、
- ✅「お金が働く実感」
- ✅「自分の投資戦略への確信」
- ✅「未来を自分で描ける選択肢」
でした。
高配当に振り切った投資は、正直「一般的」ではないかもしれません。
でも、それでも自分はこの道を選びました。
なぜなら、「自分の人生に合っている」と確信できたから。
そして、「ちゃんと結果もついてきた」から。
これからも、市場が下がっても、世の中がどう動いても、
“毎月届く現金”があれば、自分の時間と選択肢は守れる。
📍次のステージへ——
資産の金額ではなく、“選べる人生”を積み上げる投資を続けていきます。