🗒️この記事はこんな方におすすめです
- 「もっと早く投資を始めていれば…」と後悔したことがある
- SNSでFIRE達成者を見て焦りを感じている
- 30代・40代からでも投資は間に合うのか不安
- 自分の“今のタイミング”に意味があるのかを考えたい
🎯この記事で伝えたいこと
投資は、早く始めるに越したことはない。
でも、“遅いスタート”にも、実は大きな価値がある。
30代半ばで本格的に投資を始めた筆者が、
「もっと早く始めていれば…」という後悔と、
「でも今でよかった」と感じた理由を、リアルな体験をもとに語ります。
✅ 「もっと早く始めていれば…」というモヤモヤ
「もっと早く、投資を始めていれば…」
ふとした時に、そんなことを考えてしまうこと、ありませんか?
SNSではよく見かけます。
「20代でFIRE達成!」
「30歳で資産1億円」
「学生のうちに投資を始めて、配当で月10万円」…
すごいなぁと思う一方で、どこか焦る気持ちもある。
「自分も、もっと早く始めていれば――」って。
でも、本当にそれが“正解”だったんでしょうか?
私は本格的に投資を始めたのが30代半ばでした。
遅かったかもしれません。でも、振り返ってみると「むしろそれでよかった」と思えることもたくさんあるんです。
今日はそんな、「もっと早く始めたかったけど、今のタイミングで良かった」と思える理由を、少しだけ振り返ってみたいと思います。
✅ なぜ“もっと早く始めていれば”と思うのか?
投資に取り組んでいると、どうしても目に入ってくるんですよね。
「29歳でFIREしました」
「30歳で資産1億円を突破!」
SNSで流れてくる、そんな成功ストーリー。
もちろん素直に「すごいなぁ」と思います。
でも、心のどこかで“焦り”が顔を出す。
「自分も、もっと早く投資に出会っていたら…」
複利の効果って、早ければ早いほど大きいって言いますよね。
それを知れば知るほど、「20代から始めていたら、今ごろどれくらい違っただろう?」って考えてしまいます。
実際、私も20代の頃、投資に興味はありました。
でも、
- 「なんか怖い」
- 「お金が減ったらどうするの?」
- 「そもそも知識もないし、何を買えばいいのかわからない」
そんな気持ちが勝って、結局は“先送り”してしまいました。
気づけば30代。
だからこそ、今こうして資産を築いていく中で、「あのとき始めていれば…」という後悔は、正直あります。
でも、それと同時にこうも思うんです👇
✅ でも実際に20代で始めていたらどうだったか?
もしかしたら、うまくいっていなかったかもしれない。
投資って、情報が多すぎるし、正解も人それぞれ。
ましてや、知識も経験もない20代の自分がやっていたら、たぶん「勢い」と「ノリ」だけで動いていたと思います。
たとえば――
- 仮想通貨バブルのとき、全部突っ込んでいたかも
- FXでレバレッジをかけまくって、資金を吹き飛ばしていたかも
- 話題の銘柄に飛び乗って、損切りもできず塩漬けしていたかも
実際、「うわ、それ買わなくてよかった…」と思う商品、いくつもあります。
(あのとき手が伸びかけた○○ファンド、今は運用停止してたり…)
何より怖いのは、その失敗で「投資=怖いもの」と思い込んで、もう二度とチャレンジしなかった可能性。
今の自分だったら、失敗しても学びに変えられるし、ポートフォリオを見直すこともできる。
でも、あの頃の自分にはきっと、そんな冷静さはなかったと思います。
🎙️しみじみと──
「早く始めていれば…」と考えるのは自然なこと。
でも、それ以上に大事なのは、
**「今の自分に合ったスタートを切ること」**なんじゃないかなと。
私にとってのベストタイミングは、30代半ばだった。
それは、たまたまじゃなくて、「そうなるべくしてなった」気もしています。
- 失敗を回避するだけの知識があった
- 続けられるだけの安定した収入があった
- 家族を守りたいという“理由”があった
だからこそ、今の投資スタイルも、配当戦略も、無理なく続けられています。
20代で始めていたら、もう投資を辞めていたかもしれない。
そう思うと、「今が一番いいスタートだった」と言えるのかもしれません。
✅ 30代から始めてよかった3つの理由
「もっと早く始めていれば…」と感じることはある。
でも実は、30代半ばから本格的に投資を始めたからこそ、無理なく・継続的に・自分らしく投資を続けられている、という実感もあります。
焦らず、無茶をせず、着実に。
今振り返ってみて、「30代で始めてよかった」と思える理由が、いくつかあります。
🔸1. 経済的な土台ができていた
20代の頃は、正直“毎月の生活で精一杯”でした。
貯金も少なく、「急な出費=クレジットカード」みたいな状態。投資どころじゃなかったのが本音です。
でも30代になると、ある程度の生活基盤や収入の安定ができてきました。
- 家計の中で「投資に回すお金」を確保できるようになった
- 生活費と投資資金をしっかり分けて管理できるようになった
- 少しの下落でも狼狽せず、長期視点を持てるようになった
この“余裕”があるかどうかで、投資に対する姿勢ってまるで変わりますよね。
🔸2. 守るものができたからこその視点
30代半ばで結婚して、子どもも生まれて。
「将来のために資産を築く」という目的に、“家族を守る”という強い動機が加わりました。
それまでは、
「とにかく増やしたい!」
「1年で2倍に!」
という気持ちが強かったのに、今では、
- “堅実に増やす”
- “守りながら増やす”
- “いざという時にも崩さず持ち続ける”
という考え方に変わりました。
これは、単に年齢の問題じゃなくて、**「背負うものが増えたからこその慎重さ」**だと思っています。
🔸3. 情報を見極める“目”が育っていた
これは地味だけど大きい。
20代の自分だったら、SNSでバズっている銘柄に飛びついていたと思います。
でも、30代の今は「それ、本当に自分に合ってる?」と冷静に考えられるようになった。
- 流行に乗らない
- 自分の投資方針をブレずに持つ
- リスクをリスクとして認識した上で、投資判断ができる
こうした“投資リテラシー”は、社会経験や人生経験の中で、少しずつ身についてきたものだと思います。
だからこそ今、自分のやっていることにある程度の「納得感」がある。
そして、それが投資を続ける力になっています。
🎙️焦らず、自分のタイミングで
「20代で始めていれば…」という気持ちと、
「30代で始めてよかった」という気持ちが、
両方、心の中にあるんです。
どちらも本音。どちらも間違いじゃない。
でも少なくとも私は、**30代半ばからのスタートだったからこそ、投資を“続けてこられた”**と、今は胸を張って言えます。
✅ “早ければ正解”じゃない。“今からでも遅くない”
投資において「早く始めた方が有利」なのは事実です。
でもそれは、「早く始めなかった人はもう遅い」という意味ではありません。
むしろ、こんな言葉の方がしっくりきます。
「最適なタイミングは、気づいた“その時”」
過去のことを悔やんでも、時間は戻せません。
でも、これからの時間は自分の行動で変えていけます。
▶「早く始めた人に勝てない」という思い込み
SNSで見るような成功例。
若くして資産を築いた人。
羨ましい気持ち、よくわかります。
でも、そういう人たちが“見せていない”部分もあるんですよね。
- 一時期は資産が半分になった経験
- 焦って投資先を変えたことで損を出した話
- 生活が不安定な中での無理な投資
続けられなかった人のほうが、実は多いのかもしれない。
“生き残っているからこそ、表に出ている”というだけで。
だから、**投資で本当に大切なのは「派手なスタート」じゃなくて「静かな継続」**なんだと思います。
▶「今からでも遅くない」は本当だった
私自身、30代半ばで投資を始めて、もう数年が経ちました。
この間に、資産はゆっくりだけど確実に増えました。
配当も、最初は月1,000円だったのが、今では毎月16万円以上。
これは、どこかで無理をして増やしたわけではありません。
“地に足のついた投資”を、コツコツ続けてきただけです。
だからこそ、言えます。
「今から始めるのも、十分間に合う」
時間を味方につけることは、“未来の自分”のために今できることをやるということなんです。
🎙️たらればを手放した時、前に進めた
「もし20代で始めていたら…」
そう思う気持ち、今でも完全には消えていません。
でも、そんな“たられば”を手放せた時、ようやく投資が自分の人生の一部として根付いた気がしています。
- 焦らず、自分のペースで
- 比べず、自分の目的に沿って
- 増やすこと以上に、守ることを大切にして
そんな投資スタイルだからこそ、私はこれからも続けていけると思っています。
✅ もっと早く」ではなく、「今からでも」
最後にもう一度、この記事の要点を整理します。
「もっと早く始めていれば…」という後悔は、誰にでもある
でも、30代から始めたからこそ築けた投資スタイルもある
重要なのは“始めた時期”ではなく“どう続けるか”
今からでも、コツコツと積み上げれば十分間に合う
投資は人生と似ています。
誰かの人生と比べても、意味はありません。
大事なのは、自分自身がどんな未来を描き、どんな選択をしていくか。
今日始めた一歩が、数年後には“自分だけの資産ストーリー”になるかもしれません。
焦らず、でも止まらず。
その歩みを、これからも一緒に続けていけたら嬉しいです。