①【導入|「安心って、どこにあるんだろう?」】
正直、どれだけ配当が増えても、不安って消えないんだよね。
・サイドFIREを目指していても
・資産が3,000万円を超えていても
・毎月16万円の配当が振り込まれていても
ふとした瞬間に、「これで本当に大丈夫?」って不安になる。
心のどこかで、“まだ足りない”って声がする。
「じゃあ、いくらあれば安心できるの?」って聞かれると、答えに詰まってしまう。
5,000万円? 1億円? それとも、月30万円の配当?
そうやって数字を積み上げていっても、
“安心感”だけは、なかなか手に入らない。
だから思う。
安心って、数字のゴールじゃなくて、心の状態なんじゃないかって。
そして、それに気づくと──
不安は“お金の問題”というより、“心の問題”として見えてくる。
②【“数字”じゃなく、“気持ち”の話】
たぶん、不安って「数字の不足」じゃなくて、「確信のなさ」から生まれてくる。
たとえば、いくらあっても──
**“未来が完全には読めない”**ってこと自体が、不安の根っこなんだと思う。
◆ 老後のこと
「年金が出るって言われても、その額が“生活費に足りるか”は別問題。」
「今の物価と比べて、20年後どうなってるのかも読めない。」
「平均寿命まで生きたときに、資産が持つ保証もない。」
だからこそ、“備えたつもり”でも、足りてる実感が持てない。
◆ 子どもの教育費
「まだ2歳。進路なんて分からない。でも“選択肢を狭めたくない”って思ってる。」
「私立?留学?大学院?…って、どこまで想定しておくべきなのか。」
「結局、“全パターン”に備えるのは無理なんじゃないか?」って、立ち止まってしまう。
「子どもの夢に対して、自分が“お金でブレーキをかけないか”」──
そんな想像をした瞬間に、不安が顔を出す。
◆ 万が一の病気や失業
「今は健康、仕事もある。でもそれは“保証された日常”じゃない。」
「ちょっと転んで骨を折るだけで、しばらく働けなくなることもある。」
「住宅ローンは止まらないし、子どもの成長も止まらない。」
要は、「今ある収入・資産が急に意味を失う日が来たら?」って考えてしまう。
それだけで、“不安の温度”が一気に上がる。
▷だから思う。
お金の不安って、“足りない”のではなく、“確かじゃない”ことからくる。
そして、未来のことは誰にも確かにはできない。
だからこそ、不安は「消すもの」ではなくて、
**“付き合い方を学ぶもの”**なんじゃないかな。
③【“安心”は、選べる力から生まれる】
いろいろ考えた結果、僕は「もっと増やそう」じゃなくて、
**「何が起きても、自分で選べる状態をつくろう」**って考えるようになった。
つまり──
“安心”を外から与えられるものじゃなく、自分で育てるものとして捉えるようになった。
■ 配当金は、将来の“選択肢”に変えるために再投資する
たとえば、毎月もらえる16万円の配当も、
「全部使って楽をする」んじゃなくて、未来の“働かなくてもいい”日を少しずつ引き寄せるために再投資してる。
今の快適より、「選べる明日」を優先する感じ。
■ 資格を取るのも、“もしも”に備えた選択肢づくり
病気や失業があっても、「また働ける」って思えるだけで不安はぐっと減る。
だからこそ、働く力そのものを“蓄えておく”ことも投資の一種だと思ってる。
FPもPythonも、すぐ役立つかは分からないけど、
“選べる仕事”が増えるのは確実に安心に繋がる。
■ 支出の見直しも、“自由”の下地
生活レベルを上げすぎると、稼ぎ続けるプレッシャーも上がる。
だからこそ、無理のない支出で生活を整えるのも、“安心の下地”になる。
ムダ遣いを減らすこと=未来の自分に選択肢を残すこと。
つまり──
安心って、通帳の残高じゃなくて、「いろんな状況でも“自分で決められる”という感覚」から生まれるんだと思う。
④“不安に強い自分”を育てる日々】
お金の不安は、たぶんこれからも完全には消えない。
でも、それに**「負けない力」なら、日々の積み重ねで育てられる。**
・1冊の本を読む
・1つの銘柄に投資する
・家計簿を1週間だけでも見直してみる
そんな小さな一歩が、
“どんな未来が来ても大丈夫だ”と思える自分につながる。
安心は、ゴールじゃない。
「今日の選択の結果、少しずつ積み上がる“実感”」だと思ってる