「行き過ぎた投資、やり過ぎた配当」

月16万配当から人生を変える|The Dividend Hustle

【月24万円の配当】日本株を売って見えた“キャッシュ戦略”の次の一手


配当が増えたことで、
「このままでいいのか?」という小さな違和感が生まれました。

「もっと管理しやすく、もっと柔軟に」
そんな考えがきっかけとなり、
私は日本株をすべて売却し、“分配型投信”に舵を切ることになります。


今回の記事では、
その**「戦略の転換」と、
その結果、見えてきた
新たな課題と希望**について、正直にまとめてみました。


📌【各30秒弱で要点だけ!】

このテーマを、「前編・中編・後編」の
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まずはざっくり流れをつかみたい方へ。
サクッと理解できる動画はこちら👇

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🟦 導入:配当は増えた。でも、あるとき“違和感”があった


2025年に入って、配当は1〜3月だけで73万円超
前年の同時期が32万円台だったことを考えると、+40万円の成長です。
月ベースにすると、配当だけで月24万円ほど入ってくる計算になります。


でも──。


ここまで積み上がってきたにも関わらず、
ふとした時に**「このままでいいのか?」**という感覚が生まれました。


なぜなら、「配当が入ってきたとしても、その配当を“うまく回せていない”」
そんな感覚があったからです。


資産は増えているのに、配当のタイミングが偏っていて再投資しにくい
キャッシュが貯まっても、うまく動かせていない。
その“停滞感”が、ずっとどこかにありました。


そこで私は、日本株中心だったポートフォリオを思い切って見直す決断をしました。


🟦 第1章:かつての日本株ポートフォリオとその限界


私が以前組んでいたのは、以下のような日本株ポートフォリオです:

  • 三菱HCキャピタル
  • ENEOS
  • 住友商事/三井物産などの商社
  • あとは少額でREITやインフラファンドを組み合わせ

これらは配当利回りでいえば4〜6%台と悪くはない
しかも、「日本株の方が為替リスクもなく安心」と思っていました。


でも実際に運用してみると──


❗ 問題1:配当が偏りすぎていた

  • 三菱HCキャピタル:6月・12月配当
  • ENEOSも同じく6月・12月
  • 他の日本株もだいたい「年2回の6・12月入金」がほとんど

「毎月配当」を目指すには、
REITやインフラファンドを無理やり組み合わせて穴埋めするしかない


でも、それだと銘柄数が増えすぎて管理が煩雑に。
しかも、**分散させてるようで、全部6月に集まる…という“偏りリスク”**が抜けなかったんです。


❗ 問題2:成長性に限界を感じた

日本株は配当性向が低い会社も多く、
「今は出しているけど、これ以上は増えないだろうな…」という銘柄が多かったのも事実です。


配当を“積み上げていく戦略”としては、
どうしても限界が見え始めてきた。
それが、乗り換えのきっかけになりました。


🟦 第2章:分配型投信という選択。安定ではなく“循環”を選んだ


そこで私が次に選んだのが、分配型の投資信託です。
しかも、日本市場ではなく、米国市場をメインに組み替えました。


✅ 選んだ理由は、3つの“回しやすさ”


① 分配金が「月単位」で出るものを中心に構成

→ 毎月入金されることで、再投資タイミングを逃しにくくなる


② 分配利回りは6〜8%想定

→ 高配当株と同じくらいの利回りで、頻度の高いインカムが得られる


③ 投資信託だから、管理が楽

→ 個別株よりも銘柄チェックの頻度を減らせて、時間コストを下げられる


たとえば、今実際に運用しているのは:

  • 毎月分配型の米国リート投信(例:ピクテなど)
  • ハイブリッド型(株+債券)の高配当型投信(インベスコなど)

これらを組み合わせることで、
**「毎月の入金 → 分配金で買い増し」**という流れができるようになりました。


🔁 分配金は“再投資が基本線”、でも必要なときは使える


もちろん、もらった分配金は基本的に再投資です。
増えた配当をさらに積み上げるための“エンジン”として使っています。


でも──


💡 必要であれば使う。

この“柔軟性”が、分配型投信を選んだ最大の理由でもあります。


たとえば:

  • 突然の医療費や固定資産税など、大きな支出があったとき
  • 子どものイベントなど、家庭の支出が重なる時期

こういうときに「分配金から一部を使う」ことができると、
精神的にも投資の継続がしやすくなるんです。


この「再投資しつつ、必要なら使う」というバランス感覚が、
今の自分にとってベストな選択肢でした。

🟦 第3章:ただし、分配型も「絶対」ではない。リスクも理解している


分配型投信は、「毎月お金が入る」仕組みを作りやすいのは事実です。
しかし、それが“安定収入”だとは限らないというのもまた現実です。


❗ 実際、こんなリスクがある:

  • ファンドの運用成績が悪ければ分配が出ないこともある
  • 為替・利回り・投資先資産の下落で利回りが維持されない
  • 基準価額が下がりすぎると、元本取り崩しのような形になる

だからこそ、私は分配型投信を「補完ツール」として位置づけています
主軸はあくまで、米国ディフェンシブ銘柄の配当基盤です。


🔒 たとえば:

  • MO(アルトリア):安定した高利回り。長年の増配実績あり
  • JNJ(ジョンソン&ジョンソン):連続増配60年超、生活必需品セクター
  • PG(P&G):消費が景気に左右されにくく、配当も安定

これらを「軸」にすることで、
“分配金が出ない月”でも慌てない構成にしています。


配当型と分配型を“併用”することで、
「成長と回転」「安定と柔軟性」それぞれを両立できる土台を築いています。


🟦 第4章:配当の平準化は「全員がやるべきこと」ではない


私は「毎月配当」を重視してきました。
理由はシンプルで、毎月キャッシュが入る方が管理しやすいからです。


でも、それが「正解」かといえば、そうではありません。
すべての人にとっての最適解ではないと思っています。


  • 年2回でも十分満足な人もいれば、
  • ドーンと年1回欲しいという人もいる

配当は「いつもらうか」よりも、“どう使うか”のほうが重要
だから私は、「再投資」と「柔軟な取り崩し」の両立を意識しています。


投資は人それぞれ。
**「自分にとって心地いい配当スタイル」**を選ぶことが、何よりも続けるコツだと思います。


🟩 終章:投資方針は“変えていい”もの。そして、変えて“強くなった”感覚がある


優待株を楽しんでいた時期があり、
そこから配当重視に変わり、
今では分配型投信を組み合わせて、キャッシュを回す構成になった。


この流れを振り返ると、
「投資はずっと同じである必要はない」と感じます。


むしろ、「目的に合わせて変えられること」が、
自分に合った戦略に近づくための大事なステップだと思います。


そして今──。


月24万円の配当は達成しました。
でも、その中身は**“無理やり感”を含んだ構成**です。
分配型の割合が増えたことで、不確実性も同時に抱えているのが正直なところです。


✅ 次の課題:この“やや不安定な配当24万円”をどう“安定的な土台”に変えていくか?

  • さらにディフェンシブ比率を上げる?
  • 分配型の中でも質を選ぶ?
  • それとも、一部を利確して現金比率を上げる?

投資には、正解がありません。
そして、一度決めた方針を“変えていい”のも、投資の魅力だと思っています。


私は今、「月24万円の配当」という結果を得ました。
でもこれは、“ゴール”ではなく、“通過点”です。


中身を見れば、分配型に寄せた構成にはまだ不安定さもある。
ここからは**“数字”ではなく、“質”と“継続性”を育てていくフェーズ**です。


次に目指すのは──
安定して受け取れる毎月24万円
そして、
それでも足りなければ、いつでも“使わない”という選択肢を持てる状態


この先どう“整えて”いくのか。
その再設計の記録を、次回以降も綴っていきたいと思います。

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