50代になると、多くの人が 「収入のピーク」 を迎えます。しかし、同時に 「最もお金がかかる時期」 でもあります。
実際、「収入に満足している50代はわずか 17% しかいない」という調査結果もあり、多くの人が「給料があっても足りない」と感じているのが現実です。
なぜ、収入が増えても 50代の満足度は低い のでしょうか?
また、これからの時代、給料一本の生き方 で本当に大丈夫なのでしょうか?
本記事では、 50代のお金のリアル をデータとともに深掘りし、これからの時代を生き抜くための「資産形成」の重要性について考えます。参照した記事は以下になります。
「収入に満足している」50代はどのくらいいる? 「年代別」の「年収満足度」から見えることとは
50代は「年収のピーク」と「支出のピーク」が重なる時期
Contents
50代は 「収入が増えるはずなのに、なぜかお金が足りない」と感じやすい 時期です。
なぜなら、 人生で最も大きな支出が一気に襲いかかる からです。
たとえ年収がピークに達しても、以下のような 「人生の3大支出」+α が同時に重なるため、手元に残るお金はむしろ減少することが多いのです。
① 教育費のピーク(大学進学・仕送り・学費)
50代になると、子どもが 高校~大学進学 のタイミングを迎え、教育費のピーク に突入します。
大学進学にかかる費用(4年間の学費)
- 国公立大学:約250~300万円
- 私立大学(文系):約400~500万円
- 私立大学(理系):約600~800万円
- 私立医学部:2000~4000万円
さらに、 自宅通学か下宿か によって、家計への影響が大きく異なります。
仕送りや生活費が加わると負担はさらに増大
- 自宅通学の場合:学費+教材費・交通費(月2~3万円)
- 下宿の場合:学費+家賃+生活費(月10万円以上)
📌 例えば…
- 地方在住の家庭が東京の私立大学に子どもを進学させた場合
- 4年間の学費:500万円
- 家賃(月7万円)×48ヶ月 = 336万円
- 生活費・交通費(月5万円)×48ヶ月 = 240万円
- 合計:約1076万円!
💡 つまり、50代は「毎月10万円以上が教育費に消える」時期 なのです。
→ 給料が増えても、教育費の負担で手元に残らないという現実。
② 住宅ローンのラストスパート(完済したいができないジレンマ)
50代は、「定年後の生活を考えて、住宅ローンを早めに完済したい」と考える人が多い時期です。
しかし、ここで 教育費のピークと重なる ため、繰り上げ返済が難しくなるケースが多いのです。
住宅ローンの一般的な返済パターン
- 30代でマイホームを購入(ローン期間35年が一般的)
- 50代で「定年までに完済したい」と考え始める
- しかし、 教育費の負担が重くなり、繰り上げ返済に回せる余裕がない!
📌 例えば…
- 毎月の住宅ローン:10万円
- 子どもの大学進学で仕送り+学費:月10~15万円
- → 住宅ローンの返済+教育費で月20万円以上の支出に!
💡 「老後資金のためにローンを早く返したい」でも「教育費のせいで繰り上げ返済できない」 というジレンマに陥るのが50代のリアル。
→ その結果、住宅ローンが定年後まで残る家庭も少なくない。
年金生活に入っても毎月のローン支払いが続けば、老後資金がますます圧迫されることに…。
③ 親の介護費用が発生する可能性(ダブル負担のリスク)
50代になると、自分の親が70~80代になり、介護の問題が現実的になる 時期です。
つまり、「子どもの教育費+親の介護費」の ダブル負担 がのしかかる可能性が高くなります。
介護の種類と費用
- 在宅介護の場合:
- 訪問介護、デイサービス利用 → 月3~10万円
- 施設介護の場合:
- 特養(特別養護老人ホーム) → 月7~15万円(待機者多数)
- 有料老人ホーム → 月15~30万円+入居一時金500万円~1000万円
📌 例えば…
- 親が認知症を発症し、老人ホームに入るケース
- 月20万円の費用が10年間続けば、合計2400万円!
- 自宅で介護する場合でも、介護サービス費+医療費が年間100万円以上かかる
💡 「親の介護費用が重くのしかかる」= 50代の家計に大きなダメージ
→ 子どもの教育費+住宅ローン+親の介護費 =「お金が足りない!」という50代の悲鳴が聞こえる…。
④ 老後資金の準備も本格化(でも積み立てる余裕がない)
50代になると、「老後の生活資金」を考え始める人が多くなります。
しかし、前述の 「教育費・住宅ローン・介護費の負担」 が重すぎて、老後資金を貯めるどころではない という家庭が多いのが現実です。
老後に必要な資金はいくら?
- 「老後2000万円問題」は甘い?
- 夫婦で60歳から90歳までの30年間生活すると仮定
- 年金+貯蓄で不足する額:3000万円~5000万円!
📌 例えば…
- 65歳以降の生活費:月25万円(年300万円)
- 年金だけでは毎月5~10万円の赤字になる
- 90歳まで生きるとすれば、3000万円~5000万円が不足
💡 「老後資金を貯めなければならないのに、それどころじゃない」
50代は「収入が増えても支出が増える」ため不満を感じる
このように、50代は 「収入のピーク」 を迎えると同時に、
「支出のピーク」 も迎えるため、手元に残るお金は意外と少なくなるのです。
- 収入が増えた実感がない → 住宅ローン、教育費、介護費に消えていく
- 昇給がストップする → 50代は給与が頭打ちになり、ボーナスが減るケースも
- 老後資金を貯める余裕がない → 60歳以降の生活が不安
💡 「50代になると収入が増えても不満が募る」 というデータの裏には、こうした現実が隠れているのです。
3. これからの時代、給料一本では厳しいかもしれない
これまでの日本社会では「年功序列・終身雇用」が一般的でしたが、今の時代、その考え方はもはや通用しなくなりつつあります。
特に50代になると、給料の伸びが止まり、むしろ収入が減少するリスクさえ出てきます。
「給料一本で生きることが難しくなる」この現実に、私たちはどう向き合えばいいのでしょうか?
📌 50代以降に直面する「給料の限界」
① 企業の定年延長と給与の減少
- 近年、多くの企業が 定年を65歳まで延長 しています。
- しかし、定年後に「再雇用」される場合、給与は大幅にダウン するケースがほとんどです。
📌 例えば…
- 定年前の年収:600万円
- 再雇用後の年収:300万円以下(半減することも)
「給料一本に依存し続けるリスク」はここにあります。
たとえ今の収入に満足していても、「60歳以降の給料がどうなるか」を考えたとき、
1つの収入源だけに頼るのは危険だとわかるはずです。
② 年金受給額の減少(年金だけで生活できない時代へ)
年金制度の維持が厳しくなり、受給開始年齢の引き上げや給付額の減少が現実味を帯びています。
📌 現実的な年金シミュレーション
- 厚生年金(平均的な給与のサラリーマン) → 月額15~20万円
- 国民年金のみ(フリーランス・自営業) → 月額6~7万円
💡 もし年金が月15万円だった場合…
- 生活費が月25万円なら、毎月10万円の赤字
- この10万円をどう補うか? → ここで「副収入」や「資産運用」が必要になる
③ 50代で資産運用している人とそうでない人の差
給料以外の収入を作るかどうかで、50代以降の生活は大きく変わる 可能性があります。
📌 資産運用をしている人とそうでない人の違い
- 資産運用をしていない人:60歳以降も働き続けないと生活できない
- 資産運用をしている人:50代後半から「選択肢のある人生」を歩める
→ だからこそ「給料一本に依存しない生き方」を今のうちに準備すべき!
4. 50代で後悔しないために、今やるべきこと
「今さら投資を始めても遅いのでは?」
「副業をしても、すぐには収入にならないのでは?」
そう考える人もいるかもしれませんが、50代までに10年以上の時間があるなら、資産形成は十分間に合います。
① 新NISAでの長期積立投資
2024年からスタートした 「新NISA」 は、長期的な資産形成にとても有利な制度です。
📌 例えば…
- 毎月3万円をS&P500に投資(利回り7%)
- 10年間運用 → 約500万円の元本が800万円以上になる可能性
- 20年間運用 → 2000万円以上に成長することも
💡 「50代から投資を始めても、10年あれば大きな違いが出る!」
② 配当収入の確保(「第2の給料」を作る)
投資の中でも、特に「配当金を生む資産」を持つことが、老後の不安を軽減 します。
📌 配当金を活用した不労所得シミュレーション
- 10年で500万円を高配当株に投資(利回り5%)
- 年間配当:25万円(毎月2万円)
- 20年後には再投資を含めて 年間50万円以上の配当も可能
💡 「配当金を生活費の足しにできれば、年金だけに頼らなくてもよくなる」
私は現状年間190万円(月平均約16万円)の配当金を原資に、それをどこまで配当を伸ばせるのか、挑戦中です!
③ スキルアップ & 副業の準備(収入源を分散)
副業はすぐに大きな収入にはならないかもしれませんが、
「給料以外の収入源がある」というだけで、将来の選択肢が広がる ことは間違いありません。
📌 副業でできること
- ブログ・YouTube(広告収入・アフィリエイト)
- ライティング・Webデザイン(在宅でできる)
- 資格取得
💡 「会社の給料だけに依存しない」生き方を50代前に作るべき!
私は今ブログと、youtubeに挑戦、資格取得は年に最低一つは何かしらを取得するという目標を立ててやっています。
④ 生活コストの見直し(固定費削減・不要な支出カット)
収入を増やすのと同じくらい大切なのが、「出費を減らす」こと です。
📌 固定費を見直すだけで年間50万円以上の節約も可能
- スマホを格安SIMに変更(月5000円カット → 年6万円)
- 生命保険の見直し(不要な保障を削減 → 年10万円カット)
- 車の維持費を見直し(軽自動車orカーシェア活用 → 年20万円カット)
💡 「収入を増やし、支出を減らせば、50代の不安はグッと小さくなる!」
私は生命保険は入っておらず、収入保障保険に入っています。車は田舎なので、なかなか手放せませんが。都会なら多分手放してますね。
給料に満足できないではなく、給料のみに依存しない
「50代の年収に満足できないのは仕方ないのか?」
→ 「いや、そうではない」
確かに、50代は「お金が最もかかる時期」ではありますが、
今から 「給料一本に頼らない仕組み」 を作っておけば、将来の不安を軽減できます。
- あと10年あれば、資産形成は十分間に合う
- 「50代で後悔しないために、今からできることを始めよう」
✅ まずは「小さくてもいいから行動」することが大切!
- 新NISAで毎月1万円でも投資を始める
- 副業で少しずつ収入を増やす
- 固定費を見直し、貯蓄・投資に回す
💡 「50代の未来を決めるのは、今の自分の選択」
私自身、給料の伸びには期待していませんし、昇進も積極的に目指しているわけではありません。
なぜなら、 管理職が楽しそうに働いている姿をほとんど見たことがないからです。
役職が上がるほど、仕事量と責任は増え、ストレスも大きくなる…。
それなら、収入の柱を分散させ、会社の重圧から少しでも解放される努力をすべきだ と考えています。
→ だからこそ、資産運用・副業・生活コストの見直しを早めに進めるべき!
💡 「給料一本に依存しない自由な生き方」こそ、これからの時代に必要なのではないでしょうか?