本記事に入る前に、「資産形成にどれだけのお金が必要なのか?」 というテーマについて考えてみたい。
最近、以下の記事を公開した。
この記事では、
✅ 資産1億円が本当に必要なのか?
✅ 5000万円・3000万円でも豊かな生活は可能なのか?
✅ 実際の生活費シミュレーションで、どこまで資産があれば安心か?
といった点を掘り下げた。
💡 この記事を読むことで、「どれくらいの資産があれば安心か?」を考えられる。
そして、ここで重要なのは、「いくら貯めるべきか?」と同時に「どのくらい使うべきか?」も考える必要がある ということ。
そこで、本記事では、「お金は貯めるだけでいいのか?」「貯めすぎるリスクとは?」 という視点から、
「DIE WITH ZERO」という考え方を交えて、お金の使い方を考えていく。
けど今回は逆パターンということで、使うということにフォーカスして記事にしていこうと思います。なぜか?というとこれから紹介する記事を読んで、資産を築いた先の使うという視点はなかなか考えていなかった部分だったからです。
1. 記事の概要
Contents
💡 主張:「お金を貯めることだけでは幸福度は上がらない」
💡 問題提起:「貯めることが目的化し、使うことを意識できていない人が多い」
💡 結論:「お金は将来の安心だけでなく、今を楽しむためにもある」
資産形成を進めるうえで、「お金を貯めることが目的化してしまっていないか?」 という問題を指摘した記事です。
特に日本人は「貯金は美徳」という価値観が強く、貯めることを優先しがち。
しかし、「お金を持っていても使わなければ意味がない」という視点があり、適切な使い方を考えることが重要だと述べられています。
老後資金を貯めても「実際は使い切れない人が多い」と聞きました。すでに「2000万円」貯めたのですが、有意義なお金の使い方はありますか?(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース
2. 記事の主張
(1) 貯金が目的化していないか?
📌 「お金を貯めること」自体が目的になっていないか?
日本では「貯金は良いこと」「お金は使わずに貯めるべき」という価値観が根付いています。
しかし、「何のために貯めているのか?」を考えないと、貯めること自体がゴールになってしまう 危険があります。
✅ 具体例:貯金1000万円あっても使い道がなければ意味がない
- 例えば、老後資金を貯めるために1000万円を貯めたとします。
- しかし、老後に健康を損ねてしまい、旅行や趣味ができなくなったらどうでしょう?
- 「使う機会を逃したお金」は、ただの数字になってしまいます。
💡 解決策:「貯める目的」を明確にすることが大切!
- 老後の安心のために貯めるのか?
- 将来の大きな買い物のために貯めるのか?
- 好きなことに使う余裕を作るために貯めるのか?
→ 「ただ貯める」のではなく、「何に使うために貯めるのか?」を意識することが重要です。
(2) 貯めても使わなければ幸福度は上がらない
📌 「お金があっても、使わなければ幸福度は上がらない」
- お金は「貯めること」ではなく「使うこと」で価値が生まれる。
- 使い道がなければ、どれだけ資産を持っていても満足度は低い。
✅ 具体例①:旅行に行けるのに行かない人
- 5000万円の資産を持っている人がいたとします。
- しかし、「お金を減らしたくない」と考え、旅行や趣味に使わず、ただ貯め続ける。
- その結果、老後に体力がなくなり、「あの時旅行に行けばよかった…」と後悔する。
✅ 具体例②:趣味や学びに投資しない人
- 「お金を減らしたくない」という理由で、やりたいことを我慢する人がいる。
- しかし、本当は「自己投資(資格取得・学び)」にお金を使うことで、将来的に収入を増やせる可能性がある。
- 結局、「貯めるだけ」ではなく、「成長のために使うこと」も大切 ということ。
💡 解決策:「今の幸福度」も考えて使うことが大切!
- 旅行や趣味などの**「体験」**にお金を使うと、満足度が高まりやすい。
- 「貯めたお金を将来の自分のために使う」発想も重要。
(3) バランスが重要
📌 「貯めるだけではなく、適切に使うことも大切」
- 将来の安心のために貯めるのは大事 → でも、貯めすぎると「使うタイミングを逃す」ことも。
- 「老後にお金が余っても、使う体力がない」という問題もある。
✅ 具体例①:老後に貯めすぎた人
- ある人は、60歳まで節約し続け、5000万円を貯めた。
- しかし、健康を損ね、旅行や趣味を楽しむ体力がなくなった。
- 「もっと若いうちに経験に使えばよかった…」と後悔。
✅ 具体例②:使いすぎて老後が苦しい人
- 逆に、若い頃に使いすぎて、老後にお金がなくなるケースもある。
- 「あの時、もっと貯めていれば…」と後悔。
💡 解決策:「貯める vs. 使う」の適切なバランスを見つけること!
- 「貯めすぎず、でも無計画に使わない」
- 「将来の安心を確保しつつ、今も楽しむ」
- → では、そのバランスをどう取るべきなのか?
3. 記事に対する自分の考え
📌お金を貯めることが当たり前になると、「減らしたくない」という心理が強くなる。
これは、資産形成をする人なら誰しも感じることではないだろうか?
✅ お金が増えると、かえって「減るリスク」に敏感になりすぎる
- 最初は「お金を増やしたら自由になれる!」と思っていたはず。
- でも、資産が増えてくると「せっかく増えたのに、減らしたくない…」と考えるようになる。
- 「使ったら減る → じゃあ使わない方がいいのでは?」という思考になりがち。
これが**「貯めることが目的化してしまう」心理**だ。
でも、本当にそれでいいのだろうか?
「いつか使う」では遅いかもしれない
- 「お金が減るのが怖い」という理由で、経験にお金を使わないまま時間が過ぎていく。
- 「老後に使おう」と思っていたら、体力がなくなって旅行も楽しめなくなっていた。
- 「いつか使う」と思っているうちに、その「いつか」が来ないまま人生が終わる。
ここで浮かび上がるのが、「DIE WITH ZERO」の考え方だ。
📌 「DIE WITH ZERO」とは?
「DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)」とは、
💡 「お金を貯めすぎず、人生で最大限の経験を得るために使うべき」 という考え方です。
この理論では、
- お金をただ貯めるだけではなく、適切なタイミングで使わなければ後悔する と主張します。
- 「老後のために貯めすぎると、結局使えずに終わる」というリスクを指摘しています。
- 極端な考え方として「資産をゼロにするのが理想」とも言われますが、そこから学べることも多いのです。
✅ DIE WITH ZEROが強調するポイント
① お金の価値は年齢によって変わる
📌 「若い頃の1万円」と「老後の1万円」は、使い道の幅が違う。
年齢 | 1万円の価値 | 具体例 |
---|---|---|
20代・30代 | 旅行・アクティビティに使える | 体力があるから、海外旅行・登山・スポーツが楽しめる |
40代・50代 | 家族との時間や趣味に使える | 子どもと旅行、趣味に投資 |
60代以降 | 医療費や生活費の補填 | 体力的にできることが限られる |
➡ 「お金を使うタイミングを逃すと、価値が下がる」 という発想です。
「いつか使おう」ではなく、「今しかできないことに使う」ことが重要 という考え方ですね。
✅ 具体例①:若いうちに旅行を経験しないと後悔する?
- 30代なら海外旅行も思い切り楽しめるが、70代では移動が大変になり、選択肢が狭まる。
- 「もっと若いうちに行っておけばよかった…」と後悔する人が多い。
✅ 具体例②:自己投資のタイミング
- 資格取得やスキル習得は早い方がリターンが大きい。
- 20代~30代で投資すれば、キャリアアップにつながり、収入増にも貢献する。
➡ お金は、「今の自分にとって最大の価値があること」に使うべき。
② 経験に投資することが重要
📌 「貯金額=人生の満足度」ではない
DIE WITH ZEROでは、「思い出や経験こそが人生の資産」 という考え方が強調されます。
つまり、お金を貯めることよりも、人生の「思い出」や「経験」にお金を使うべき という視点です。
✅ 具体例①:家族との思い出をお金に換えられるか?
- たとえば、子どもが小さいうちに家族旅行に行くのは、貯金よりも価値があるかもしれない。
- 「子どもが大きくなったら一緒に行く時間が取れない」という現実もある。
✅ 具体例②:趣味や挑戦にお金を使う
- 例えば、「ずっとやりたかったスポーツや楽器に挑戦する」といった経験は、お金では買えない満足感につながる。
- 貯金ばかりして、何も挑戦せずに歳を取ると、「やりたかったことをやらずに終わった…」と後悔することになる。
➡ 「お金は思い出に変えられる。そのために使うのも一つの正解。」
③ お金は使わないと意味がない
📌 「貯めるだけではなく、計画的に使うことが大切」
DIE WITH ZEROの考え方では、「老後に資産を残しすぎるのは、もったいない」と考えます。
✅ 具体例①:老後にお金が余っても、もう使えない
- 80代になって「1億円の貯金がある!」と思っても、旅行に行ける体力もなく、食べる量も減り、お金を使う機会が少ない。
- 「せっかく貯めたのに、結局使えなかった…」というパターンがある。
✅ 具体例②:親が遺産を残しすぎると、子どもにとっても微妙
- 「自分が死んだ後に、親が残した資産をもらっても、使いどころに困る」という話もある。
- そのため、「生きているうちに有意義に使う」という考え方がDIE WITH ZEROの本質。
➡ 「お金を残しすぎても、結局無駄になる可能性がある。だから、計画的に使おう」という発想。
資産形成 vs. DIE WITH ZERO の対比
このように、「資産形成」と「DIE WITH ZERO」では、お金の使い方に対する考え方が大きく異なります。
項目 | 資産形成 | DIE WITH ZERO |
---|---|---|
目的 | お金を増やし、将来の安心を得る | 経験に最大限使い、後悔を減らす |
使い方 | 配当金や資産を再投資 | 体験・趣味・旅行に積極的に使う |
リスク管理 | 将来の不安をなくすために資産を確保 | 「貯めすぎるリスク」に注目 |
✅ 資産形成のリスク → 「お金を減らしたくない」と思いすぎて、使うことをためらう
→ 「貯めることが目的化し、結局使えないまま人生が終わる」可能性がある
✅ DIE WITH ZEROのリスク → 「使いすぎて、老後にお金が足りなくなる」
→ 「計画的に使わないと、必要なときに資金不足になる」
📌 つまり、「貯めすぎることにもリスクがある」という視点が新しい。
➡ どちらが正しいのか?ではなく、バランスをどう取るのかが重要。
➡ 「どのくらい使うのが適切なのか?」を考える必要がある。
次回予告:「貯める vs. 使う」の最適なバランスを探る!
「資産形成」と「DIE WITH ZERO」の考え方は、それぞれ一長一短がある。
では、どうすれば「貯めすぎず、でも使いすぎず」にお金を活用できるのか?
次回は、実際のシミュレーションを交えて、
✅ 配当金を100%再投資した場合
✅ 配当の50%を使い、50%を再投資した場合
✅ 一定の資産ができたら取り崩して使う場合
などのケースを比較しながら、「最適なバランス」を探っていく!
➡ 「どのくらいお金を使うのが最適なのか?」をデータとともに考えていきます!