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配当金再投資で資産を築く方法――私がこの道を選んだ理由


投資初心者時代の挫折と気づき

「株式投資を始めると、人生が変わる」――そんな言葉を耳にしたことはありませんか?私は30歳の頃、そんな希望を胸に投資の世界に足を踏み入れました。きっかけは、貯金だけでは将来の不安を拭えなかったからです。誰でも簡単に始められると聞き、日本株の個別銘柄を選び、キャピタルゲイン(値上がり益)を狙う短期トレードを始めました。

しかし、その結果は散々たるものでした。

毎日スマートフォンで株価をチェックし、チャートの動きに一喜一憂。買った銘柄が下がれば売り、上がれば飛びつく。その繰り返しでした。仕事中も株価が気になり、頭がそちらに奪われて集中できない日々。投資の世界に希望を抱いていた私は、次第にその生活に疲弊していきました。

もしあなたが投資を始めたばかりで、同じように毎日株価を気にしてしまうなら、一度立ち止まって考えてみてください。投資があなたの生活にどう影響を与えているのか? 私はその問いかけを経て、「このままではまずい」と気づきました。


配当金再投資との出会い

そんな時、近所のTSUTAYAで一冊の本と出会いました。
『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』――挑発的なタイトルに半信半疑ながら手を伸ばしました。

その本には、「株価の上下に振り回されるのではなく、定期的に配当金という現金収入を得ることを目指す投資法」が書かれていました。これまでの自分のやり方とは正反対で、「資産を増やす」だけでなく「お金が働く仕組み」を築く方法がそこにはあったのです。

あなたは投資で何を得たいですか?お金だけでなく、心の安定や自由もその一つではないでしょうか。この本は、私に「お金を得るだけでなく、投資の在り方そのものを変える視点」を与えてくれました。私はすぐに米国高配当株への投資を始め、配当金再投資という新たな道を歩み始めたのです。

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否定的な意見と向き合う

私の投資スタイルには多くの批判や否定的な意見も存在します。特に、超高分配型のアクティブファンドを保有している点に対して、以下のような指摘を受けることがあります。

  1. 減配リスクが高い
     高分配型ファンドはその分配金を維持するために、利益の一部だけでなく元本の取り崩しによって支払われる場合があります。その結果、ファンド全体の資産価値が徐々に減少し、分配金が将来的に減るリスクが指摘されています。
  2. 高コストによる資産目減り
     信託報酬が高い高分配型ファンドでは、手数料が運用成果を圧迫しやすいという問題があります。特に、長期的な運用ではこのコストが大きな影響を及ぼします。
     例えば、「毎年のリターンが5%でも信託報酬が2%だと、最終的なリターンは半分以下になる」といった試算はよくある話です。
  3. 複利効果が活かされない
     分配金がそのまま支払われる形式では、再投資による複利効果が得られず、資産の成長が限定的だという批判があります。特に、「分配金を生活費に充ててしまうと、資産が増えないどころか減ってしまう」というリスクが指摘されることもあります。

なぜそれでも選んだのか

これらの批判は確かに正しい側面があります。過去には、減配リスクが現実化し、期待した分配金が受け取れなかったファンドもありました。また、手数料の高さについても、計算してみると「もっと低コストのインデックスファンドに投資していたら……」と思うことも正直ありました。

しかし、私が重視したのは「自分の目的に合った投資法」であるかどうかです。私の場合、その目的は「定期的なキャッシュフローを得ること」でした。
特に、コロナショックのような大暴落時においても、配当金や分配金が定期的に入ることで、冷静に市場と向き合える精神的な余裕を得られることが何より重要でした。

また、分配金をただ受け取るだけでなく、それを再投資に回すことで少しずつ資産を成長させる方法を採用しています。これにより、複利効果が限定的であるというデメリットをある程度補っています。


現在の投資スタンスと哲学

2024年、私の年間配当金は約190万円に達しました。この配当金を再投資することで、さらに資産を積み上げるサイクルを回しています。配当金再投資は、私の人生を支える大きな柱になりました。

ただし、私はこれがすべての人に適しているとは思っていません。特に、「資産成長を重視する若い世代」や「インデックス投資で市場全体に分散したい人」にとっては、もっと効率的な選択肢があるかもしれません。それでも、これまでの投資人生を振り返り、私自身が「配当金を積み上げる」という目的を達成するためにたどり着いた結論がこれなのです。

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読者へのメッセージ

投資に正解はありません。どの方法にも一長一短があり、リスクを十分に理解した上で、自分の目標に合った方法を選ぶことが大切です。高分配型ファンドにも批判がある中で、私はそのリスクを受け入れつつ、自分の目的に最適だと考えて選びました。

もしこの記事が「こういうやり方もあるんだ」と感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。そして、あなた自身の投資スタイルを見つける参考になれば幸いです。


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