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「利回り9%の行き過ぎた投資家が語る!日本株 vs 米国株の配当戦略【2025年版】」

日本株 vs 米国株:配当戦略の違いと私の投資判断

この記事で分かること

日本株と米国株の配当戦略にはどんな違いがあるのか?どちらを選べば安定した配当収入が得られるのか?本記事では、以下のポイントを詳しく解説します。

日本株の高配当投資が注目される理由とそのリスク
米国株の配当文化と、なぜ安定しているのか?
自分の投資スタイルに合った配当戦略の選び方

この記事を読むことで、日本株と米国株の違いを理解し、どのように投資にアプローチすればよいのかのヒントを知ることができると思います。ぜひ最後まで読んで、投資戦略の参考にしてください!

この記事の内容を 1分ちょっとの動画 にまとめてみました!文章をじっくり読む時間がない方も、この動画を観るだけで要点を理解できます。

https://youtube.com/shorts/BVsmw3xAL6s

日本株と米国株の「配当の安定性」の違い

① 日本株の配当の特徴

日本企業は、業績が良ければ大幅に増配するものの、業績が悪化するとすぐに減配・無配(配当なし)にする傾向があります。
つまり、配当が景気や企業の業績に左右されやすいということです。
例えば、リーマンショックやコロナ禍のような不況時には、多くの企業が減配や無配に踏み切るケースが見られました。

② 米国株の配当の特徴

一方、米国企業は安定した配当と増配を重視しています。
特に、「連続増配銘柄(毎年配当を増やし続けている企業)」が多く、50年以上も増配を続けている企業も存在します。
これは、投資家に安定した配当を約束することで、長期的な株主を増やす戦略の一環です。
代表的な例として、コカ・コーラ(KO)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などがあり、これらの企業は景気の影響を受けても配当を維持または増やし続けることを重視しています。

PBR1倍割れ問題と企業の対応

日本の株式市場では「PBR(株価純資産倍率)1倍割れ問題」が注目されています。
PBRとは、企業の株価が、その企業の持つ純資産(株主資本)と比べてどのくらいの価値を持っているかを示す指標です。
一般的に、PBRが1倍を下回ると「会社の価値(純資産)よりも株価が安すぎる」と判断され、市場から評価されていないと考えられます。

これを改善するため、日本企業は株主還元(配当金や自社株買い)を強化する動きを見せています。
特に、三菱商事や伊藤忠商事などの総合商社は、業績好調を背景に**配当金を増やす(増配)**方針を取り、投資家の注目を集めています。

しかし、日本株と米国株では**「配当の安定性」に大きな違い**があります。

2. 日本株の配当の特徴と問題点

(1) 増配・減配の波が激しい

日本企業の配当は**「業績次第」で大きく変動する**のが特徴です。

日本株の特徴内容
増配時業績が好調だと、一気に配当を増やすことがある(例:商社株)。
減配時業績が悪化すると、すぐに配当を減らしたり、ゼロ(無配)にしてしまう(例:鉄鋼・海運株)。

具体的な例として、

  • 住友金属鉱山 → 過去に業績悪化で減配。
  • 日本郵船 → 海運業の景気変動が激しく、配当も大きく上下する。

つまり、日本企業は景気や業績の影響を強く受けるため、配当が安定しづらいという問題があります。


(2) 配当文化の違い:日本は「景気次第」、米国は「安定第一」

日本企業と米国企業では、配当に対する考え方が異なります。

日本企業の配当の特徴

  • 企業は株主への還元(配当)よりも、会社の内部留保(貯金)を優先する傾向がある。
  • 「減配=経営の失敗」という意識が薄く、業績が悪くなるとすぐに減配する。

例:日立製作所

  • 大きな利益を出しても、配当を増やさずに設備投資や研究開発に回す。
  • 配当よりも会社の成長を優先する姿勢を取る。

米国企業の配当の特徴

  • 「株主への安定した配当」を最優先する。
  • 「減配=企業の信用失墜」と見なされるため、どんな状況でも配当を維持する努力をする。
  • そのため、50年以上連続増配する企業(配当王・配当貴族)が多い

この違いにより、日本株は配当が景気に左右されやすいのに対し、米国株は配当が安定していると言えます。


(3) 例外的に安定配当の日本企業もある

ただし、日本にも比較的安定した配当を続けている企業はあります。

安定配当企業増配傾向
KDDI22年以上連続増配を続けている。
NTT毎年少しずつ配当を増やしている。
花王30年以上の連続増配を達成。

これらの企業の特徴

  • 通信(KDDI・NTT)や消費財(花王)など、景気に左右されにくい業種が多い。
  • それでも、米国の「配当貴族(25年以上連続増配)」ほどの安定感はない。

つまり、日本企業の中にも安定配当株はあるものの、米国のように「どんな不況でも増配し続ける」企業は少ないのが現状です。

3. 米国株の配当の特徴とメリット

(1) 長期的な増配文化が根付いている

米国企業は、配当を安定して支払い続けることを最重要視しています。
特に、「配当貴族(Dividend Aristocrats)」と呼ばれる企業は、25年以上連続で増配している実績を持ちます。
さらに、その中でも50年以上増配を続けている企業は「配当王(Dividend Kings)」と呼ばれます。

配当貴族・配当王の例

企業名連続増配年数事業内容
P&G(PG)67年日用品(シャンプー、洗剤など)
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)61年ヘルスケア(医薬品・医療機器)
コカ・コーラ(KO)60年飲料(コーラ、ジュースなど)

これらの企業は、景気の影響を受けにくい「生活必需品・ヘルスケア」分野が多いのも特徴です。
不況でも消費が落ちづらく、安定した売上と利益があるため、配当を維持・増配しやすい。


(2) 減配を避ける経営方針

米国企業は「減配=経営の大失敗」と見なされるため、減配を極力避ける経営を行います。

📌 具体例:リーマンショック後も増配を続けた企業

  • マクドナルド(MCD) → 2008年のリーマンショック時も増配。
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) → 世界的な不況でも増配を継続。
  • P&G(PG) → 2008年・2020年の不況時も増配。

📌 一方、日本企業は…

  • 日本企業の場合、業績悪化時にすぐ減配・無配にするケースが多い
    例)**日本郵船(9101)**は2022年に大幅増配したが、2023年には大幅減配。

米国株の強み

  • 景気が悪くても配当を維持する企業が多い。
  • 日本のように「突然の無配」になるリスクが低い

(3) 米国株の高配当投資の戦略

米国個別株の活用
「高配当株」+「連続増配」の組み合わせで投資するのがポイント。

📌 例:米国の安定高配当株

銘柄配当利回り(目安)特徴
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)約2.9%61年連続増配、医療系の安定株
コカ・コーラ(KO)約3.1%60年連続増配、飲料世界最大手
ペプシコ(PEP)約2.8%51年連続増配、食品・飲料大手

ETF(分散投資)の活用
個別株が難しい場合は、高配当ETFを使うのも一つの手。

📌 代表的な米国高配当ETF

ETF名配当利回り(目安)特徴
VYM(バンガード・高配当株式ETF)約3.0%安定性が高く、大型優良企業が中心
HDV(iシェアーズ・高配当ETF)約3.7%エネルギー・ヘルスケア比率が高め
SPYD(S&P500高配当ETF)約4.5%高配当の中小型株も含まれる

結論

  • 減配リスクを抑えたいなら米国株が合理的
  • 個別株が不安なら、高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)を活用するのもあり

行き過ぎた投資家の視点:なぜ米国株を選ぶのか?

私は、配当金の最大化と再投資を徹底する投資家として、以下の理由で米国株を選択します。(増配年数や利回りは最新情報を念のため検索してください)

理由1:長期的な配当の安定性

  • 減配リスクが低い → 配当を株主への約束とする文化が根付いている
  • 連続増配銘柄が豊富 → JNJ(61年)、KO(60年)、PG(67年)

理由2:再投資のしやすさ

  • 米国株は四半期配当が主流 → 3ヶ月ごとに安定収入
  • 配当成長が期待できる → 配当利回り+増配率が長期リターンに直結

理由3:ETFを活用した分散投資が可能

米国には魅力的な高配当ETFが多数あり、それぞれ異なる特徴を持っています。

  • VYM(バンガード・高配当株式ETF)
     ➡ 幅広い銘柄に分散したバランス型のETF。配当利回り:約3.0%
  • HDV(iシェアーズ・コア米国高配当ETF)
     ➡ エネルギーやヘルスケアなど、ディフェンシブ銘柄が中心配当利回り:約3.7%
  • SPYD(SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF)
     ➡ 高配当銘柄に特化しており、景気敏感株の割合が高い。配当利回り:約4.5%

私の投資判断:行き過ぎた投資家が選ぶ配当戦略

日本株と米国株の配当戦略には明確な違いがあります。私は、**配当利回りの最大化を重視し、リスクを取る投資家(行き過ぎた投資家)**として、ポートフォリオ利回り約9%の高配当戦略を実践しています。

この戦略は一般的な「安定配当投資」とは異なり、高配当を得るために一定のリスクを受け入れるものです。
そのため、ここで紹介する**「安定配当ETF」や「配当貴族」は、一般的な選択肢として挙げているだけで、私自身は異なるアプローチを採用**しています。


1. 長期的な安定性を求めるなら米国株が合理的

日本株の配当は業績次第で大きく増減し、景気の影響を受けやすい。一方、米国企業は「減配=企業の信用失墜」と考えられるため、長期的な増配が期待できます。
特に、**50年以上増配を続ける企業(配当王・配当貴族)**は、リーマンショックやコロナ禍でも減配しなかった実績があります。

一般的な安定配当銘柄の例(私は保有していない)

  • P&G(PG):67年連続増配
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):61年連続増配
  • コカ・コーラ(KO):60年連続増配

私自身は、これらの銘柄は**「安定性重視の投資家向け」**だと考えていますが、私はより高利回りの個別株を選択しています。

結論:米国株は安定配当を重視する文化があり、減配リスクが低い。ただし、私はもっとリスクを取った戦略を採用。


2. 日本株の活用は限定的

私は日本株をメインにはしていませんが、以下のような比較的安定した配当を出す企業もあります。

安定配当の日本株(私は保有していない)

  • KDDI・NTT(通信株:景気に左右されにくい)
  • 花王(30年以上の連続増配)
  • 総合商社(三菱商事・伊藤忠)(増配傾向が続く限り投資対象になり得る)

ただし、日本株は景気が悪化するとすぐに減配する企業が多いため、私はメインにはしていません。

結論:日本株は安定配当株のみ限定的に活用。だが、私の投資方針には合わない。


3. ETFの活用は一般論として紹介(私は採用せず)

一般的に分散投資を考えるなら、米国の高配当ETFは有力な選択肢です。特に、VYM・HDV・SPYDは有名ですが、私はこれらを採用していません。

代表的な高配当ETF(私は保有していない)

  • VYM(バンガード・高配当株式ETF):バランス型で安定性重視
  • HDV(iシェアーズ・高配当ETF):ディフェンシブ銘柄が中心
  • SPYD(S&P500高配当ETF):景気敏感株が多く、高利回り

私の投資方針では、ETFのような分散よりも個別株の選択と高配当を重視しています。そのため、ETFは紹介しますが、私は投資対象としていません。

結論:分散投資をしたいならETFも選択肢。ただし、私は個別株に分散投資。

結論

  • 日本株: 増配・減配の波が激しい。安定配当銘柄は限られる。
  • 米国株: 減配リスクが低く、長期的に増配する文化。
  • 私の戦略: 高配当の個別株を中心に、ETFは採用しない。

私の投資方針は一般的な「安定配当投資」とは異なり、高配当を得るために一定のリスクを受け入れる戦略です。皆さんも自身の投資スタイルに合った戦略を選び、賢く資産形成を進めましょう!

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