「挑戦する投資家がたどり着く配当ライフ」

ディブレ|リスクを越えて築く配当金ライフ

「300万円を160万円に減らした短期トレードの教訓|配当金再投資への転機」

短期トレードで300万円失敗した私が得た教訓とは?


はじめに

前回の記事行き過ぎた投資家の始まり|危機感から貯金神」では、貯金から投資に目覚め、「行き過ぎた投資家」へと変貌していった私の姿を描きました。今回はその続編として、短期トレードで得た教訓についてお話しします。短期トレードでビギナーズラックを経験した私が、やがて資産を大きく減らし、そこから得た教訓が後の投資スタイルを確立する契機となります。


1. 初心者が短期トレードに挑戦!テラ株でビギナーズラック

私が初めて短期トレードに挑戦したのは、テクニカル分析の本を読んだ後のことでした。当時の私は、「チャートさえ読めれば勝てる」と信じており、MACDや移動平均線を参考にして銘柄を選びました。最初に購入したのはテラ(すでに上。上場停止しています)という株で、株価は1株あたり300円から400円程度。少額から始められる安心感が理由でした。

運よく株価が数日で10%以上上昇し、10万円の利益を得ることができました。この時の私は、「こんなに簡単に稼げるなら、給料以外の収入を作れる!」と本気で思い、トレードへのめり込むきっかけとなりました。

具体例: 「スマホで初めて含み益が10万円に達した画面を見たとき、思わず声が出そうになり、何度も確認しました。その日は浮かれすぎて、夕食に普段は買わない高級ステーキを奮発したのを覚えています。」


2. スパイラルに陥る日々:300万円から160万円へ

成功体験が私を大胆にさせ、次第にトレード資金を増やし、ついには300万円を投入しました。しかし、その後から徐々に負けが増え始めました。

損失が出るたびに、「別の銘柄なら取り返せるかもしれない」と考え、すぐに損切りして他の銘柄へ移動。損切りのルールもなく、ただ感情に従って動いていました。この「損切りスパイラル」に陥った結果、300万円の資金は最終的に160万円に減少しました。

具体例: 「例えば、ある日は朝に買った銘柄が10%下落したことでパニックになり、即座に損切り。その後、別の銘柄に乗り換えたところ、そこでも3%の下落。焦りから夜までチャートを見続け、気づけば寝不足で仕事に影響が出るようになっていました。」

生活への影響: トレードへの没頭は日常生活にも支障をきたしました。仕事中もスマホを頻繁に確認し、トイレにこもる回数が増え、同僚との会話にも集中できない日々。同僚から「またあいついないよ」と言われていたのを、後から気づきました。


3. サラリーマンがデイトレで失敗する理由

この経験を通じて、私はサラリーマンがデイトレで成功するのは非常に難しいことを悟りました。その理由は以下の通りです:

  1. 時間の制約
    平日日中に相場が動いている間、仕事中にトレードすることは現実的ではありません。
  2. プロとの競争
    専業トレーダーやプロの機関投資家が市場にいる中、限られた情報と時間で戦うのは無謀でした。
  3. 感情に流されやすい環境
    日中の価格変動に一喜一憂し、冷静な判断ができなくなるリスクが高かったのです。

具体例: 「昼休みにスマホでチャートを見ながら焦って売買した結果、午後の相場で急騰して後悔する。そんなことが何度も続き、次第に精神的にも追い詰められていきました。」


4. 短期トレードから得た3つの教訓

この経験を通じて、以下の教訓を得ました:

①「わかるもの」に投資する

短期トレードでは、企業分析を全く行っていませんでした。今では、投資対象のビジネスモデルや財務指標を理解し、「自分が納得できるもの」にのみ投資するようにしています。

具体例: 「現在では、投資する前にその企業のキャッシュフローや営業利益率を確認し、ビジネスの安定性を重視するようになりました。」

②リスクをコントロールする

当時の私は、全資金を無計画に投入していましたが、現在ではトレード資金を全体の10%以下に抑えています。また、損失許容額を明確に設定し、それを超えたら損切りするルールを徹底しています。

③感情をコントロールする

株価の上下に振り回されることなく、冷静に分析して判断することを心がけています。そのため、投資において感情的な行動を避けるための時間を取るようにしています。

具体例: 「朝のコーヒータイムにニュースを確認し、その日の相場の動きを冷静に予測する時間を作るようになりました。」


5. 次の記事へ:配当金再投資との出会い

短期トレードでの失敗がきっかけで、私は「配当金再投資」という新しい戦略に出会いました。これは、株価の上下に一喜一憂せず、定期的な配当金を再投資することで資産を増やす方法です。このアプローチが、私の投資スタイルを大きく変えました。

次の記事では、配当金再投資に出会った背景やその実践方法、さらにどのようにして資産形成の基盤を築いたのかを詳しくお話しします。この記事が、皆さんの投資スタイルを見直すきっかけになれば幸いです。どうぞお楽しみに!


まとめ:失敗が教えてくれたこと

短期トレードでの失敗は、当時の私にとって大きな挫折でしたが、この経験が今の投資スタイルを築く礎となりました。この記事が、投資初心者の方が同じ失敗を避ける助けになれば幸いです。


行動喚起:次回の記事もお楽しみに!

この記事が役に立ったと思った方は、ぜひ次回の記事もチェックしてください!また、ブログでは投資や資産形成に役立つ情報を発信していますので、ブックマークやフォローをお忘れなく。次回の記事でお会いしましょう!


3

1

序章:総資産4000万円という目標の意義 新年が始まりました。今年は、資産形成における次のステージを目指して歩んでいく一年です。私自身、現在の資産状況をさらに成長させ、総資産4000万円を達成すること ...

2

楽天経済圏は、日常生活の支出を効率化しながら節約を実現する強力なツールです。その中心に位置するのが「楽天モバイル最強プラン」。本記事では、このプランを最大限活用する方法や、楽天経済圏で得られるメリット ...

3

前編を振り返って 前編では、配当金300万円を目指す私の投資哲学と、減配リスクへの冷静な対応についてお話ししました。LUMNの無配転落やAT&Tの減配などの失敗経験を通じて得た教訓が、投資スタ ...