1. 配当金300万円への挑戦:コロナショックを乗り越えた投資ストーリー
配当金投資を始めたときの記憶は今でも鮮明です。最初の配当金はわずか数万円でしたが、「お金が働いてくれる」その感覚は私にとって新鮮で、さらなるモチベーションを生み出しました。
その後、地道に再投資を繰り返し、数年かけて年間190万円の配当金を得るまでに成長しました。しかし、そこに至るまでの道のりは決して簡単ではありませんでした。特に2020年のコロナショックは試練の時でした。
市場全体が暴落し、資産が目減りした中で、感情に流されず再投資を続けることで、今の基盤を築くことができました。
次なる目標は配当300万円。これが達成できれば、2024年の年間生活費に匹敵する収入を配当だけで賄えるようになります。そのためには減配リスクを含むさまざまな課題を受け入れつつ、冷静に対応する哲学と行動が不可欠です。
コロナショックは、多くの投資家にとって試練の時期でした。私自身も初めての暴落を経験し、恐怖や不安に直面しましたが、その中で投資哲学が大きく変化しました。暴落をどう乗り切り、再投資を続けられたのか。私の実体験と学びを以下の記事で詳しく解説しています。」
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https://divre-life.com/2025/01/03/コロナショックをどう乗り切ったか:初めての暴/2. 財務状況が悪化している銘柄の具体例と判断基準
減配のリスクを見極めるためには、企業の財務状況を正確に把握することが重要です。ここでは、財務が悪化している状況を具体例とともに整理しました。
(1) 利益が継続して減少している
特徴:
- 売上高や営業利益が連続して減少。
- 営業利益率が低下し、事業の収益性が弱まる。
判断基準:
- 売上高成長率が2期連続でマイナス。
- 営業利益率が業界平均を大きく下回る。
(2) フリーキャッシュフローがマイナス
特徴:
- 営業キャッシュフローが配当金支払いを下回り、資金不足に陥っている。
- フリーキャッシュフロー(営業キャッシュフロー-投資キャッシュフロー)が継続的にマイナス。
判断基準:
- フリーキャッシュフローが3期連続でマイナス。
- 営業キャッシュフローが配当金支払い額を下回る。
(3) 負債比率が高すぎる
特徴:
- 借入金や社債が過剰で、自己資本比率が極端に低い。
- 金利負担が利益を圧迫し、配当原資が減少するリスク。
判断基準:
- D/Eレシオ(Debt-to-Equity Ratio)が3倍以上。
- 自己資本比率が20%以下。
(4) 配当性向が異常に高い
特徴:
- 利益の大部分を配当に回し、内部留保が枯渇している。
- 配当性向が100%を超える場合、減配のリスクが非常に高い。
判断基準:
- 配当性向が70%以上。
- 利益剰余金が継続して減少している。
(5) 特定要因による業績悪化
特徴:
- 一時的な外部要因で収益が低下しているが、回復の見込みがある場合。
- 長期的な問題の場合、さらなる悪化に繋がるリスクも。
判断基準:
- 業績悪化の原因が外部要因かつ一時的なものであるかを見極める。
- 回復の見通しがあるか企業コメントや市場レポートで確認。
3. 減配リスクへの冷静な対応:実際の失敗と学び
これまで、いくつかの減配経験から学びを得ました。以下に具体例を挙げます。
(1) LUMN(旧CenturyLink): 無配転落
- 当時の背景: 高配当利回り(12%超)だけに惹かれて購入。しかし、財務状況が悪化し、配当が減少。その後、無配転落。
- 結果: 減配発表直後に損切り。
- 学び: 高配当だけを理由に投資するのは危険。財務状況や事業基盤の安定性を無視した結果、損失が発生した。
(2) T(AT&T): 減配
- 当時の背景: ワーナーメディア買収や通信インフラの設備投資が重荷となり、業績が低迷。減配に至る。
- 結果: 減配後も1年間保有したが、他の銘柄に移行。
- 学び: 通信銘柄特有の設備投資負担を軽視。次回以降は、事業のキャッシュ創出能力に注目する必要がある。
(3) WBA(Walgreens Boots Alliance): 減配
- 当時の背景: 業績低迷と医薬品業界の競争激化により減配。
- 結果: 一旦損切りし、株価が底値に近づいたタイミングで再購入。
- 学び: 減配直後に売却するのではなく、株価の動きを冷静に見極めることで再投資のチャンスを得られる。
4. 成功の裏で失敗もあった:ここまで来られた理由
私が年間190万円の配当を実現するまでの道のりには、数々の失敗がありました。しかし、それらの失敗がなければ、ここまで来ることはできなかったと思います。
- 失敗が教えてくれたこと:
- 銘柄選びでは高配当だけに惹かれず、財務や事業基盤を重視する必要がある。
- 減配リスクが発生しても、感情的に売却するのではなく冷静に状況を見極めることの重要性。
こうした経験が、私自身の投資哲学を築き上げ、配当金を積み上げる礎となりました。
5. 次回の後編:配当300万円を目指す具体的アプローチ
成功も失敗も経験してきたからこそ、私は配当300万円という次なる目標に挑戦する準備が整っています。
次回の後編では、以下のテーマを深掘りします:
- 減配リスクを織り込んだポートフォリオ設計。
- 複利効果を活かして配当を最大化する方法。
- 配当300万円を達成するための具体的な投資プラン。
「失敗を学びに変え、次に進む」そのプロセスを共有する後編もぜひご覧ください!
この締めくくりなら、読者の関心を次の記事に引き込むとともに、失敗から学ぶ姿勢が説得力を生みます。追加のご要望があればお知らせください!